プロジェクタのHDR感が本格化
2018年9月30日、東京の山手線すら止まるほどの猛威を振るう台風が近づいてくる直前にAVAC新宿本店へお邪魔して4K UrtraHD Blu-ray対応ユニバーサルプレーヤーPioneer UDP-LX800を視聴させていただきました。
4K UrtraHD Blu-ray対応プレーヤーを体験するのは、Panasonic DMP-UB900、OPPO UDP-205/UDP-203、FUNAI製S-Vision試作機、Pioneer UDP-LX500に続いて、これで6機種目でしたが、実際AVAC新宿本店でUDP-LX800を試聴させていただくと、以前レビューに書いた通り、物欲を刺激されてとても欲しくなりましたが、一度冷静になって検討するため持ち帰りました。
それでは今回は映像面と設置面について、購入したいポイントを見ていきましょう。
プロジェクタのHDR感への不満
普段私自身がSONY BRAVIA KJ-75Z9Dという液晶テレビでも高画質な機種を使っていることもあり、JVC DLA-Z1が描き出す映像は暗い印象を受け、眩く感じるようなシーンでHDR感が不足しているような印象を受けることが多く、4K/HDR時代に入り個人的にはプロジェクタは劣勢に立たされている印象を受けています。
絶対的優位性のある大画面についても、70型以上の液晶テレビや有機ELテレビが登場したことで、日本家屋の部屋として一般的な6~8畳間程度なら、プロジェクタの大画面も限定的なものになりますし、全暗室でもなければ明るくても影響の受けにくいテレビの方が有利でしょう。
コメント
えるさん、こんにちは!僕はえるさんみたいに本格的ではなく65インチのTVに5.1chという環境でUHDプレーヤーもライトなモデルです。それらの使用用途の殆どが映画視聴(UHDとBDや動画配信)になります。やっぱりプレーヤーって高級な機種だと画質に結構違いがありますか?
それと違う話で申し訳ないのですが、ウチは8畳程(長方形)のリビングなんですが音響に関して適した部屋の大きさってあるんでしょうか?広すぎちゃっても狭すぎちゃっても良くない・・みたいな。勿論設置している機器によっても違うのでしょうが・・・
えるさんの個人的感想で結構ですのでお聞かせいただければ幸いです。
あゆっちさん、コメントありがとうございます。
高級プレーヤーにすると画質に違いはあると思いますが、高価になればなるほど向上する幅は小さくなりコストパフォーマンスは低くなってしまいますし、その小さな差異を有意な差異とするにはそのパフォーマンスを引き出せるAVアンプやディスプレイの性能も必要かとは思います。
デッドやライブ、定在波の有無など部屋の特性も関係するので、部屋の問題は難しい問題ではありますが、スピーカーは空気を動かすものですから、エアボリュームとスピーカーやアンプが動かす空気の量の大きさには関係性があるだろうと思います。また音作りは反射も含めて行うので、あまりに空間が広いとスピーカーの音が分散しすぎて薄く感じられるということはあるでしょうし、逆に狭い空間で音を出しすぎる(空気が動きすぎる)と、音を出しすぎているイヤフォンのような圧迫感を感じるかもしれませんね。
私は音は耳を澄ませて聞くものだと思うので比較的小音量で音を聞きます。あまり耳に圧迫感を感じる(痛い)音は好みではありません。
早速の御返信ありがとうございます。
とても参考になりました。
音量に関しては映画を視聴するときはついつい大音量にしてしまいますが
僕もアトモスなどで収録されてる作品はいつもの音量だと耳に圧迫感を
感じるものもありますので、その時は少し音量を下げて視聴しています・・・。
もう一つだけお聞きしたいのですが、えるさんは映画館ばりの大音量で視聴されることは
少ないですか?えるさんをはじめ、本格的なシステムオーディオを組まれている方は
小音量でもご自身が心地良い音と感じる音量で視聴されるのかな・・と思いまして。
あゆっちさん、再コメントありがとうございます。
誰か家に招いてみるときやテストをするときは別ですが、今の狭い部屋の中でエアボリュームが小さいので映画館張りの大音量で聞くことは基本的にありません。
映画館をつくるなら音質も音量も万人受けするようにセッティングしますが、映画館の迫力は映画館で味わえばいいと思います。
ホームシアターやオーディオルームは個人の趣味ですから、誰にも邪魔をされず、見たいときに見て、好きなセッティング、静かに映画の世界に没入する。使う人に最適化することこそが醍醐味ではないでしょうか。