デザインについて
TH-65EZ1000のデザインについて良い点は、右側の端子が集約されている場所から後ろを支える足の部分に向かってケーブルを収納でき、カバーをかけることでラックに穴が空いていればケーブルの存在感を消すことができる部分です。
ですが、デザイン全体としてはは各社の有機ELテレビの中でTH-65EZ1000が最も野暮ったい印象でした。
有機ELパネル自体は驚くほどの薄さですが、画面半分より下は下膨れしたデザインになっています。東芝の有機ELテレビでももう少し頑張って厚みのある部分は小さくしていましたし、SONYは後ろのスタンド部分に隠すことで、パネルの薄さを最大限生かしたデザインになっていました。
良くも悪くもPanasonicのデザインはコンサバティブ(保守的)ですね。
基本的にアピールが足りない
この展示を見に行って思ったのは「有機ELテレビを売る気があるのかな?」という疑問です。
有機ELテレビから少し離れたところに有機ELテレビの技術内容が書かれたパネルがありましたが、通路から後ろ向きに設置されていて、テレビが置かれていたのはこの看板の向かって左4~5m程はなれた場所で、テレビの向きは通路側でした。看板にはテレビ本体の展示場所も書いてありません。
この時点で日本でTH-65EZ1000が展示されているのは東京と大阪のパナソニックセンター2箇所だけだというのに、そこらへんにある液晶テレビと同じように広い館内の中にひっそりとポツンと置かれていて、看板は地味ですし、音は控えめ、映像だけが垂れ流されていて人もほとんどいません。
「仕様が変わる可能性があるから発売前の製品は撮影はするな」といわれましたが、口コミで宣伝することも狙っているように見えないですし、力を入れて作ってきたぞ!というアピールがないんですよね。
実際私もTH-65EZ1000の展示場所を探すのに少し時間がかかりましたし、後から来た男性の方は場所が分からなかったようで近くにいた女性スタッフに
「新しく発売した有機ELテレビはどこに展示されていますか?」
と聞いているくらい本当に存在感のない展示で、AV専業メーカーSONYと白物家電や家などの住環境への提案というPanasonicのコーディネートの差がモロに出ていて、この展示からはPanasonicがテレビは住環境の一部としか見ていないというのがよく見えます。テクニクスの展示と同じくらい有機ELテレビも存在感のあるアピールしないと…。
もし選ぶなら…
もし自分が購入するなら、画調の好みならTH-65EZ1000を選ぶかもしれませんが、トータルで考えたときにはA1シリーズを選ぶかもしれませんね。高級機には所有欲を満たす美しさやデザインが備わっていて欲しいと個人的には思いますが、TH-65EZ1000を見てとてもかっこいいとは思えなかったので…。
あ、でもサポートやアフターケアまで含めると、Panasonicかもしれません。
私はこれでもレコーダーはPanasonic製品中心ですし、プラズマテレビ時代はPanasonic製購入してましたし、我が家のPanasonic製品が占める比率結構高いんですが、ショウルームからk帰路に着くときの満足感は明らかにSONYが上でしたよ。有機ELテレビTH-65EZ1000の映像は綺麗なのにもったいないなぁ…。
※画像の一部はPanasonic公式HP(http://www.panasonic.com/)より引用
Her-
↓↓↓関連記事はこの下にあります、引き続きお楽しみください↓↓↓
コメント
Herさん、おはようございます。
いつもながら行動力にビックリしちゃいますね(^-^)
日本の企業の悪い習性で「イイ物を作れば売れる」と思ってるわでしょうか?
イメージ戦略だけで右向け右のここでは成立つのでしょうが、もはや世界規模の販売戦略なしの見切発車ではいくら製品の質やアフターケアーが良くてもLGには勝てないのが目に見えちゃいますね。
これはパナだけに言える事ではありませんが。
私の地域は数年前までパナのプラズマ製造を行っていた工場もあり、知人も働いていたりとパナと近い関係ゆえ頑張って欲しいなぁと心から思うのであります。
うちも建替と同時にテレビの買換え〜と嫁様に唆すも惨敗(*_*)とほほでございます。
おいけさん、コメントありがとうござます。
有機ELテレビはプレミアムな製品として位置づけられているにもかかわらず、アピールが足りない印象を受けます。安定していて冒険をしない、コンサバなモノ作りはPanaconicの企業色のようなものだと思いますが、もう少しアピールして来い異なじゃないかなぁと。徐々に数が減っている国内メーカーのテレビなので頑張ってほしいなと私も思います。