音質面での印象について
部屋が私の部屋より容積が大きく広かったことも関係しますが、このSONY STR-DN1080によって生成される音場と言うのは部屋の外まで広がるような印象ではなく、部屋の中に音の密度が高く充満するような迫ってくるような印象でした。
ファントム・サラウンドバックのおかげで後部上方の音が補間されるので、その密度はかなり高く感じられます。この価格帯としては十分な音質だったと思います。
寂しいラインアップ
近年、日本国内におけるソニーのAVコンポーネントの商品ラインアップが非常に少なく感じます。フラグシップと言えるほどの高価なモデルはほとんどでなくなってしまいましたし、4KUHD Blu-rayプレーヤーUBP-X800もライバルのPanasonicから1年遅れて発表となり、気合が感じられる製品ではありません。AVアンプのラインナップはまだSTR-DN1080だけです。
日本国内の需要と言うことを考えれば、一般的な家庭では天井にスピーカーを設置するのはかなり難しい話だと思います。イネーブルドスピーカーでは効果は中途半端ですし、インストーラーに設置をしてもらうのもスピーカーとあわせると2倍くらいはかかってしまうかもしれません。私の場合は自分で穴を空けてスピーカーをつけてしまいましたが、どの家庭でも簡単にできる話ではありません。
ですからトップスピーカーは2chまでしか対応しないと割り切ってしまうのも商売としてはありだと思いますが、できれば9.1ch(5.1.4ch分)分のアンプを搭載したSTR-ZA5000ESのようなモデルを日本国内でも展開して欲しいですね。
私のターゲットにはこのクラスのアンプは入らないので購入することはないと思いますし、SONYのAVアンプのラインアップがこれだけと言うのはチョット寂しすぎますよね。
海外にはSTR-DN1080の他にDolby Atmos、DTS:X対応AVアンプとして以下のようなラインアップが展開されています
- STR-ZA5000ES(9.2ch AVReceiver for Custom Installation)
- STR-ZA3000ES(7.2ch AVReceiver for Custom Installation)
- STR-ZA2100ES(7.2ch AVReceiver for Custom Installation)
- STR-ZA1100ES(7.2ch AVReceiver for Custom Installation)
- STR-ZA810ES(7.2ch AVReceiver for Custom Installation)
記述のとおり、インストーラー、つまりホームシアターの施工会社向けのモデルだと思いますが、今後のラインアップについては「権限もないし言えない」とおっしゃっていたので、今後上層部の積極的な判断が下され、ラインアップが追加されることを期待をしています。
※製品写真の一部および各社のロゴなどについては、SONY公式HPより引用
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