2022/1/20不定期更新に変更します

<OTOTEN 2018>映像編(2)~SONY 4Kプロジェクタ VPL-VW745~プロジェクタとHDR化

8K/4K/HDR&DolbyAtmos

暗い室内から燃える炎を見つめるシーンでは手前の暗い場所もただ真っ黒にはならずに描写されているのがわかります。

ホームシアター 4K/HDR プロジェクタ リアル4Kパネル レーザー光源 SONY VPL-VW745 STR-DH790 UBP-X800 SS-CS3 SS-CS8 SA-CS9 巻き取り式 有機ELテレビ 液晶テレビ Z9D KJ-75Z9D スクリーン OS

現実的に手の届くハイエンドプロジェクタとして、十分な画質であると思うので、私も今プロジェクタを導入するとしたら、価格とバランス、比較的コンパクトで設置しやすく、そして過去に散々悩まされたランプ寿命のことを考えると、レーザー光源を使ったVPL-VW745が筆頭候補になるでしょう。

ホームシアター 4K/HDR プロジェクタ リアル4Kパネル レーザー光源 SONY VPL-VW745 STR-DH790 UBP-X800 SS-CS3 SS-CS8 SA-CS9 巻き取り式 有機ELテレビ 液晶テレビ Z9D KJ-75Z9D スクリーン OS

プロジェクタ、液晶テレビ、有機ELテレビ

しかし、普段4K/HDRの大画面液晶テレビを使っている立場から見ると、プロジェクタとスクリーンの組み合わせは、HDR時代になって不利になってきているように思えます。

黒浮きの問題

スクリーンは光を反射するというその性質上、反射の強い白地のものが一般的ですが、液晶テレビにも光漏れがあるので、同じような欠点はあるものの、プロジェクタの光が当たればどうしても、黒がやや白くなって見えるのは否めません。

プロジェクタはその性能をしっかり発揮するには、完全暗室でなければならないという制限がありますし、例え全暗室でも光が当たってしまえば真っ黒にはなりません。

レーザー光源なら真っ黒に関しては光がスクリーンには当たりませんが、わずかな光を必要とする暗部の階調表現の面では不利ですし、HDR時代になって明るくなればなっていくほどその影響は大きくなりますし、黒浮きの問題に関しては有機ELテレビに絶対的な優位性があります。

ピーク輝度の問題

どんなにコントラストに優れていて、目の錯覚を起こせたとしても、本当に眩いと感じるのはピーク輝度が高いディスプレイです。プロジェクタはスクリーンを使った間接表示になるため、どうしても輝度が直視型の液晶テレビや有機ELテレビには適いません。

こちらに関してもスクリーンが白いという点において、白の階調表現についても白飛びしやすくなりますしやはり不利になるでしょう。どんなにランプが高性能になっても、輝度については直視型ディスプレイが有利です。これは有機ELテレビであっても輝度の扶桑が感じられるので、HDR感を一番感じられるのはやはり液晶テレビです。

設置性の問題

ホームシアターを作るときに、私もプロジェクタの方が映画館の雰囲気が出るので好きなんですが、その設置に関してはいつも頭を悩ませてきました。天井に設置するには重いので、天井の補強が必要な点が1つ。

一般的なホームシアターを考えるとき、リモコンなどの都合も考えると、通常機器はフロント設置になります。プロジェクタが背面ですから、長尺のHDMIケーブルが必要になり、しかも18Gbps対応のHDMIケーブルは選択肢が少ないのが実情です。

私も4K/HDRテレビを購入する際に、今まで使っていたHDMIケーブルでは18Gbpsには対応できないだろうと予想して、プロジェクタとセットで購入することを考えていました。画質にこだわれば、高級HDMIケーブルの長いものは10万円を超えますし、これをテレビと比較したときには価格面の競争も不利になります。

もちろんプロジェクタの近くにAVアンプが設置できる環境であれば問題にはなりませんが、部屋が小さい場合は、テレビの方が設置の自由度は高いでしょう。

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