品質の悪いIPv4からIPv6へ早く移行したい
インターネット接続料のコスト削減と、IPoE(IPv4 over IPv6)接続による通信速度の改善を目的にブロードバンド環境の見直しを行うことにしましたが、楽天UN-LIMIT契約者を対象とした「先着10万名 楽天ひかりが月額基本料1年無料(Rakuten UN-LIMITをご契約の場合)」というキャンペーンを目にして6月末に申し込みを行いました。
回線品質の急激な悪化に辟易
2020年8月1日に開通した楽天ひかりへ朝日ネットからIPv4向けのPPPoE接続の変更を行い、2週間ほど様子を見てみましたが、懸念していた割に比較的良好な数値が安定して計測できています。2020年8月11日20時半頃のテスト結果です。
正直切り替え前と遜色のない通信品質で大きな問題はないと判断して、朝日ネットの解約を申し込みました。
2週間でも確認は足りなかった
しかし、解約手続きをしたタイミングに合わせるかのように、月の半ばあたりから通信状況が悪化し始めたのです。月末に近づくにつれてさらにひどい通信状態になったので、頭にきて実際に計測してみるとびっくりするくらい劣悪な計測結果でした。以下は2020年8月27日21時過ぎの計測結果です。
いい時の1/10くらいのダウンロード速度です。ベストエフォートとはいえ、最大1Gbpsの速度で提供されているサービスが、100Mbps以下というのもひどいですが、Ping(応答速度)が87msでひどい遅延を起こしています。最初の2週間だけ優先制御でもして通信速度が良く見えるように偽っていたんじゃないかと思うくらいの品質悪化です。
これがどれくらい遅いのかというの携帯電話以下ですね。楽天UN-LIMITの利用を開始して計測した時、電車の中で計測などをしましたが、その時の応答速度がdocomoで52ms程度、楽天UN-LIMITで95ms程度でした。
実用上のどのくらい影響が出るかというと、オンラインゲームをしていると突然画面からの応答がなくなり、リアルタイムによる情報更新が必要なゲームはプレイできないレベルです。
例えばオンラインゲームで周囲のプレイヤーの動きが止まったかと思うと突然ワープをして移動したり、隣のステージなどに移動する際のマップの切り替わりなどで砂時計マークが出て何分間も止まったままになるといった状態です。正直「やっていられるか!」とコントローラを放り投げるくらいストレスを感じます。こんな状態が8月末1週間続き、本当にひどい状態でした。
切り替え前の朝日ネットがこういった状況になることは稀でしたし、通信が極端に遅くなるような場合は、障害として公式ページに発表しているでしょうが、楽天ひかりではもちろんこれは障害ではないようで発表もなく通常品質といったところです。こういうところに品質の高い一流企業との差が表れているのがよくわかります。
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