さすがニチコン
Power YIILE 3に比べるとS/N比が高く、残響音の細やかなニュアンスも表現され、音も左右に広がりを出してきますし、Nyansさんの好みである高音のキレ(私には少々きつい音)も出てきます。ただ出力が弱いためかNyansさんのシステムでは低音の迫力、力強さは少々物足りない印象を受けます。
Nyans邸のAccuphase PS-1230を使った実測値で歪み率は0.4%THDという驚異的な数値だそうです。カタログスペックならともかく実測値でこの数字はすごいですね。
我が家で使っているPS Audio Power Plant Premierでの補正後の数値と同等で、波形に関しては正にクリーン電源といっていい数値ですね。
そりゃこういう広がりの音になるわけだと、まぁ納得したわけですが、オーディオ的にはESS-P1S1の方が素直な音ですし明らかに優位に感じます。100V環境で使用されている方なら、力不足も感じないかもしれません。
ESS-P1S1はバッテリ駆動の有力な候補になるでしょうね。私も使ってみたいと思わせるクリアネスでした。ちなみにESS-P1S1は脚部にM8のネジ径のスパイクが取り付けられるそうで、オーディオ向けのスパイクがそのまま使える利点もあります。
しかしこれで終わりではないのです。このESS-P1S1は単体でも高いS/N比を実現するものの、単体で使うのではなくうまく使いこなすと、「えっ!?」と驚くほど伸びシロがあります。次回はPower YIILE 3ではできなかったアイソレーショントランスとの組み合わせです。
アイソレーショントランスがどういう役割を果たすのか、低音が物足りなかったのはそういうことかと個人的には納得する実験でした。
Her-
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