DCD-SX1でSACD/CD再生
次にDELAで再生したときと同じ曲「Time To Say Goodbye」を、DENONのフラグシップ機 DCD-SX1にて再生して聞かせていただくことにしました。トレイをあけたときにトレイがカクカクせずにスムーズに開く様が高級感を醸し出します。
DCD-SX1にCD
DELAからのUSB入力で聞く場合と比較して、帯域のバランスなどに大きな変化はありませんが、音に感じられる毛羽立ちが抑えられ滑らかに感じられます。また前後方向に音にかっちりとした分厚さが感じられて、こうして聞くとDELAの音が軽く感じられてしまいました。
DCD-SX1にSACD
CDで再生した曲のSACDレイヤーに変更して聞かせていただくと、もうこれは情報量の差が如実に現れて、部屋いっぱいに音が広がり、音のつながりが非常に滑らかで、今回の中で一番好きな音でした。さすがDENONのフラグシップ高級SACD/CD専用機ですね。これがマルチチャンネル再生に対応していたら、私も導入したいくらいです。
このSACD再生の音なら十分寝落ちできる心地よさです。
Technics SL-1200G
今回試聴する予定はありませんでしたが、先日我が家でも聞いていただいたカーペンターズの「SING」をTechnics SL-1200Gで聞かせていただくことになりました。
私はあまりレコードに関しては知識も経験もありませんが、私が思い描いていたレコードの音(プチノイズが多く、濃い音)ではなく、実に解像度の高いクリアな音には少し感心してしまいました。
しかしレコードで聞いたときの音は低音が物足りなくなってしまい、低音が貫通力はありますが量感が足りないように感じられました。最初に変更してもらった調音パネルの位置は元に戻した方が低音が出てバランスがよさそうだなと思います。プレーヤーの数が多いと、各プレーヤーごとに調整が必要なので、最適解を出すのはなかなか難しいことですね。
Pioneer N-70+DELAによるネットワーク再生
N-70とDELAを直結したネットワーク再生による音も聞かせていただきました。
N-70からアナログ出力でONKYO P-3000Rへ
N-70のDACを使用して、ONKYO P-3000Rへ送り出した場合、DACの性能の違いは明らかで、最初に聞いたDCD-SX1のDACの音に比べると音の滑らかさが足りないなという印象です。解像度は高いですが、高音寄りな音に聞こえました。しかし価格を考えれば、DCD-SX1の1/3ですから十分健闘していると思います。
N-70からデジタル出力でONKYO P-3000Rへ
そしてN-70からデジタル出力に変更して、ONKYO P-3000RのDACへ変更してみると、音の重心が下がり低音側がでますが、解像度は下がってしまいました。DACのキャラクターの違いでしょうかね。
所感
総括は後編でまた書きますが、私好みに調整いただき、順番に聞いていった印象では、DCD-SX1のDACを使ったときの音が私にはとても好みでした。レコード以外の好みの順番を書くと以下のような順番かなと思います。上に行くほど寝落ちできます。
DCD-SX1(SACD)>DCD-SX1(CD)>DELA直結>N-70>P-3000R
レコードの解像度の高さは抜群だったので、本領を発揮できる環境だったら一番良かったかもしれません。DELAをDCD-SX1に直結した場合でも、タブレット端末のkinskyで操作できていたし、操作などに不便がないなら、私ならN-70は売却して、その費用でDCD-SX1側を強化します。せっかくDCD-SX1があるのだから使わない手はありませんよ。
Ni邸のメインオーディオシステムは以上になります。持ち込んだ実験道具は使い道がなく試すことなく終わりました。まだサブシステムと4K/HDRシステムが残っていますが、長くなったので後編に続きます。
Her-
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