10ch以上のマルチチャンネルパワーアンプ~プランB~
POA-A1HDが修理できて戻ってくるなら、現状のシステムを維持することをプランAとしますが、もしPOA-A1HDが修理できないとなったら、もうPOA-A1HDの状態の良いものは手に入りませんし、後継機もありません。MM8003だって同時期の機種でショップの展示品だったもので、いつまで使えるかわかりませんので、別の機種を探す腹案プランBを用意する必要があります。
プランBの条件は、6.1.4chを前提とすると10ch以上の対応が必須ですが、複数のパワーアンプを使うには部屋の広さ、ラックレイアウトにもう無理が出てきますし、AVプリアンプ~パワーアンプ間で使用しているAudioQuestのXLRケーブルは多くが0.5mのものなので、縦置きに並べて使わないと届きませんから、10chを1台で賄うことが前提になります。
現行販売されているマルチチャンネルパワーアンプから後継候補はもう何年も検討はしていて、現状手に入る機種で10ch以上となると、現実的な選択肢はYAMAHA MX-A5200か一世代古いYAMAHA MX-A5000くらいしかありません。
以前の試聴会で聞いたMX-A5200、MX-A5000の音は、POA-A1HDと比較すると価格が倍以上違うこともあって、後釜として使うには物量の不足を感じてしまう音でした。MX-A5200のような10ch以上のマルチチャンネルパワーアンプは、チャンネルの利用数が増えるたびに全体として出力が落ちてしまう傾向がありますから、物足りなく感じてしまうのは致し方ありません。
コメント