重量が同じということもあって、アースピンを上にして接続するとアースピンに荷重がかかって大きく傾いてしまいますね。
MC-1 Proと同様に、MC-1 Pro Double Helix Plus Signatureを接続して、100時間ブレークインを待って試聴を行います。本当は400時間くらいブレークインをしたかったんですが、貸していただける時間が限られていたので、短期のレビューとなります。
試聴システムの概要
試聴システムは以下の通りです。
- 液晶テレビ:SONY BRAVIA KJ-75Z9D
- AVプリアンプ:Marantz AV8802A
- マルチチャンネルパワーアンプ:DENON POA-A1HD
- フロントスピーカー:DALI Helicon 800(Pair)
- サラウンドスピーカー:DALI Helicon 400(Pair)
- トップミドルスピーカー:SpeakerCraft AIM 5 Three(Pair)
- ゲーム機:Playstation4 Pro
シアタルームは4.1.2chのDolby Atmos/DTS:X対応システムとなっています。
100時間の短期レビュー
接続した直後は、音がこもっているように感じられ、特にボーカルについてはマスクでもして歌っているかのような違和感がありますが、時間とともに落ち着いていきます。
MC-1 Pro Double Helix Plus Signatureを接続してから100時間ほど経って聞いてみると、無音時の静けさがこれまでの雰囲気と異なります。とても静かで、ピンと張り詰めるでもなく、スッとたたずむような静けさがあり、歌い始めると浮かび上がるようなボーカルが現れます。
音の粒が細かくて、さらさらとした砂粒をさわるような細かさが空間に見通しの良さを与え、奥行きを伴った広がりを感じさせます。基音に凝縮したような密度感と、広がるリヴァーヴはさらさらと粒の細かい粒子が飛んでいくような感覚がありますね。
音は全体的に重心が下がり、ボーカルには厚みがあり、低音の芯が強くて、重量を感じるダンピング感が体を跳ねる感覚があります。
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