Broadband EMI Meterの上の数値69mvがDirty Electricity Filterをコンセントに挿した状態、下の数値127mvが外した状態です。Dirty Electricity Filterを使うことで、ノイズ量が半分に減少しました。Broadband EMI Meterのスピーカーからは127vでもわずかに唸るだけでしたが、69mvともなるとほとんど音は聞こえません。
アイソレーション・トランスと言えど、接続元の壁コンセントから流入するノイズの影響を完全に切り離すことができないことがよくわかります。アイソレーション・トランスを入れたからそれでおしまいというわけにはいかず、アイソレーション・トランスへ供給する電源品質を高めることが大切というのは変わりありませんね。
差異はわずか
Dirty Electricity Filterを使う前と音を比較してみても、使う前の状態ですでにノイズ量が少ないこともあり、音の差異はわずかに音の芯が強くなるような印象を受けますが、ほとんど聞き分けられません。
Dirty Electricity FilterにNSIT-200Qを直接接続
Dirty Electricity Filterは直列に使っても並列に使っても、同じコンセントであればノイズの減衰量にはほとんど差がありません。そこでこれまで並列に使っていたDirty Electricity Filterに直接NSIT-200Qを接続してみることにします。
この時のノイズの値はもちろんDirty Electricity Filterを並列接続した時と差はありません。
プラグの影響か?
並列時にはわずかに芯が強くなったように感じた音が、直接接続にすると音に粗さが目立ち暴れている印象を受けます。ノイズが減ったことよりも、Dirty Electricity Filterを通すことで接点の変化やDirty Electricity Filter自身の筐体などの影響を受けるのでしょうか。
オーディオグレードの壁コンセントや電源タップを使っているのであれば、Dirty Electricity Filterを直列では使わずに、並列で使った方がよさそうな印象を受けます。
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