計測結果と音について
我が家で計測をした限り、Broadband EMI Meterを使って計測した結果では、円状の蛍光灯を点けたときが一番ノイズが激しく検出され、計測できた中で最も数値が高いものでした。
その他に計測できる範囲で最大値である1999mvまで振り切ることはありませんでしたし、蛍光灯を点けなければいずれも300mv台という数値です。一般家庭としては比較的低い方ではないかなと推測します。
スピーカー部から出る音はほぼ低いブーンとした音でした。例えばシアタールームのように電気を点けたり消したりして、Broadband EMI Meterの値が変わる場合でも、低い音が大きくなったり小さくなったりするだけです。
一方蛍光灯を点けたときには「ピー」といった高い音や「ギャー」といった騒がしい音が出てきていて、蛍光灯さえつけなければ高周波ノイズは多くはないようです。これは以前各部屋をNoise Harvesterで簡易チェックしたときの結果、つまりほとんどの部屋では点滅しないという結果とよく似ています。
音については何を表現しているのかはわかりませんので、この辺りの情報があれば知りたいところですが、ノイズの大小を音の大きさ、騒がしさで表現している可能性が1つ。もう1つは検知している周波数に応じて音の周波数が変わる可能性です。
Broadband EMI Meterの検知範囲は3kHzから10,000kHz(10MHz)と仕様には書かれています。高周波ノイズを高い音として表現しているのであれば、低い音は可聴帯域にかかる3kHz~100KHz前後周波数のノイズを表しているのかもしれません。
LINE EMI Meterでは検知範囲が10KHz~10MHzなようですし、HIOKI ノイズハイロガー 3145も10kHz~100MHzだそうです。
それに比べるとBroadband EMI Meterの検知範囲は低い周波数が検知できるようなので、他のノイズ計測器では検知できないノイズも検知していると思われます。HIOKI ノイズハイロガーのように可視化できればもっとわかりやすいんですけどね。
しかしここで検知されているノイズが、どの程度オーディオ機器の音に影響するのかは正直分かりません。電源のノイズが少ない方がいいとは思いますが、音の良し悪しをデータとしてみるなら、録音なり音声信号の波形を見るなりしなくてはわかりません。
それで信号を可視化できたとしても結局耳でしかわからないこと(三次元的な音の広がりなど)もあるので、電源のノイズを計測することは、音に影響を与えると推定される要素の1つを観察しているに過ぎず、音とはあまり関係ないノイズを気にしている可能性も否定できません。
Google先生助けて!
測定に夢中になって忘れていましたが、やらなくてはいけないことが1つ残っています。不足していた電源ケーブルについて問い合わせなくてはいけません。メールの下の方に連絡先がありますが、英語でメールのやり取りをするのは苦手なので、こういうことが起きて欲しくなかったんですけどね…。余計なことを書くとフラグって立つんですね!
こういうことが起こるなら、多少割高でも国内で購入できるものがあれば、そちらを選んだかもしれませんが、なかなか取り扱っていませんからね。
しょぼい電源ケーブル1本のために問い合わせるのも面倒だなぁと思いつつも、Google先生にお手伝いしていただきつつ、問い合わせをしてみましたが、その話はまた予定外のことも起きたので別の機会にでも。
Her-
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コメント
なるほどよくわかりました。
電源工事をやるにしても対策対応が分かりやすくて良いよね。
後、トイレと冷蔵庫とこたつ?も計ってみると良いと思いますよ。
(ノイズ対策をした方がいいよ~。(笑))
青フォレさん、コメントありがとうございます。
こうして計測器を使って数値化できるとわかりやすいですし、どう電源環境の改善していけばいいか指針にはなりますね。
幹線分岐電源工事をすればもう少し数値が下がる可能性もありますが、我が家の場合は費用対効果は低いかもしれません。
コタツは使っていませんが一応ノイズを出しそうな各家電にはPanasonicのPLCノイズフィルタなどを取り付けてあります。