大体Broadband EMI Meterでは250~260mvという数値でした。
西側の壁コンセントとはおそらく供給元の子ブレーカーは同じだと思われます。違うのはLANやアンテナ端子がないことと、壁コンセントは「FURUTECH FP-15A(R)N1+102-D+Chikuma 75CP-712」といったオーディオグレードが使われていることくらいですね。
120mvくらい差があるのは意外でしたが、アンテナ線や、LANケーブルが近くにあるのが影響を及ぼしていると考えるのが妥当でしょうかね。
計測(3)中村製作所 NSIT-200Q
では、オーディオルームで使っている前述のアイソレーション・トランス中村製作所 NSIT-200Qのコンセントを計測してみましょう。
接続しているのはプリメインアンプDENON PMA-SX1と同じコンセントで、コンセントスタビライザーを取り外して計測します。
Broadband EMI Meterの上の194mvというのはPMA-SX1とネットワークオーディオプレーヤーLUMIN X1を起動している状態で、下の176mvというのは両機器の電源を落とした状態です。
NSIT-200Qを通すことでノイズ量は100mv程度落ち、2/3程度に抑えられています。元の電源事情が悪ければ、もっとアイソレーション・トランスの優位性はあるかもしれませんね。
次はシアタールームも
さて、ここまではオーディオルームの電源事情についてとりあえずの計測を行ってみましたが、同じ時間帯でシアタールームはどうなのでしょうか?
オーディオルームは壁内配線より上流は一般的な電源環境と変わりありませんが、シアタールームのメインとなっている壁コンセントは、子ブレーカーを独占して使っているオーディオヴィジュアル向けの壁コンセントが3つあります。
1つ目はメイン機器であるAVプリアンプ(Marantz AV8802A)やマルチチャンネルパワーアンプ(DENON POA-A1HD)向けに現在も使っているものです。これには壁コンセントもお金をかけていますし、一番対策をした壁コンセントといっていいでしょう。
2つ目はプロジェクタ(Maratnz VP-15S1)向けに、上記のメイン機器向けと同じような条件で敷設した壁内配線と壁コンセントです。現在はプロジェクタを撤去して使っていませんが、当時の壁コンセントで評判の高かったオヤイデ製の壁コンセントを設置してあります。
3つ目は建築当初からオーディオ専用の壁コンセントとして使うつもりで敷設したもので、現在はゲームコントローラの充電などに使われている3連コンセントです。
過去に実施してきた電源工事などの対策がBroadband EMI Meterの小さなディスプレイに数値として反映されるのか、それとも無駄だったことがわかるのかドキドキしますね。次回はその結果を記事にします。
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