また、フロントサラウンドサラウンドシステムの代表的な製品としてYAMAHAのサウンドバーシステムなどがあり、最新のDTS Virtual:Xなどのサラウンド技術に対応し、後方や上方にスピーカーがなくても、高さ方向までバーチャル音場を実現する機能がエントリーモデルから搭載されています。
YAMAHA YAS-108などは、サラウンド機能が充実していながら、比較的手ごろな価格から導入が可能で、気軽に設置ができるフロントサラウンドシステムを導入することで、マルチチャンネル音声が収録されているゲームの恩恵を受けることが可能です。
こうしたシステムはゲームだけではなく映画などにも応用が利くのでリビングシアターとして導入しやすいでしょう。
マルチチャンネルサラウンドシステム
フロントサラウンドシステムは、私も使った経験があるのでわかりますが、あくまでバーチャルサラウンドなので、5.1ch等のサラウンドシステムや、5.1.2chなどのイマーシブサラウンドシステムに比べれば、音の定位はあいまいで、スピーカー口径が小さいことから、音域が狭くシャカシャカとした機械的な音になってしまったり、音場の広さや臨場感は劣ります。
FPS系のゲームでは音が鳴っている正確な方向を把握することが、一瞬の判断に大きく影響しますし、映画の要素が入ったRPGなどのゲームではそこで体験できる感動の度合いが大きく変わります。
エントリーモデルであってもAVアンプとマルチチャンネルスピーカーで構築した本格的なホームシアターシステムは、バーチャルサラウンドシステムとはまったく世界が違います。
- 定位がハッキリしていることで周囲の出来事が把握しやすい
- 音場が広く没入感が大きい
- 音が自然に鳴り、長時間でも聞き疲れしにくくなる
フロントサラウンドシステムはどうしても音を反射を使って間接的に音場を作り出すため、感覚として斜め後ろに何か音が鳴っているという感覚があり、どうしても音の定位があいまいになります。
しかし後方にスピーカーが適切に配置されると、直接的に音が耳に届くので定位がハッキリし、その影響で音場が大きく広がって、より自然な空間を作り出すことができます。例えば映画などを見ていると森の中の鳥のさえずりが音が聞こえ、風の流れていく向きまで把握できたりします。これがゲームなら仲間や敵のいる位置が寄り遠くまで詳細に把握できることでしょう。
私自身はもう10年以上、大型のスピーカーに囲まれたサラウンドシステムでゲームをプレイしていますが、こうしたAVアンプを中心としたマルチチャンネルサラウンドと、プロジェクタや大画面テレビを使った環境を使ってゲームをしていただくと、ゲームを有利にプレイできるだけではなく、臨場感を味わうことができますので、ぜひより楽しいゲーム環境を構築していただきたいなと思います。
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