試聴曲
今回はパソコンでNorah Jones – Come Away With Meを聞いてみました。e-onkyoで購入したハイレゾFLAC 192kHz/24bitです。
音質については、骨から伝わる振動なので、耳をふさいで自分の声を聴いたときのような、ややこもった音になりますが、空気による振動も補完されるため、たぶん皆さんが想像するよりずっとクリアな音に聞こえると思います。個人的には骨伝導と空気伝導が半々という感じです。楽器の聞き分けもできますが、低音は物足りません。
試しに耳をふさいで、空気伝導をカットしてみると、頭の中でエコーがかかったように聞こえます。AVアンプでスタジアムとかライブのような音場補正をした時のような感じです。多分耳の中で反響するからではないかと思います。
密着度にもよりますが、密着度が低いと音量を大きくしたときにやや割れたような音になりますが、音が割れるレベルは盛大に音漏れしているので、実用上の音割れはありません。
この記事も、このヘッドフォンで音楽を聴きながら聴いていますが、「ながら聴き」するBGMとしては使えると思います。音質にこだわると、選択肢としては消えると思いますが…。
最大の利点は、耳をふさがないという点です。
私の場合はゲーム中のSkype(聞く専用)で使うために購入しましたが、例えば歩きながら音楽を聴いたり、ジョギングしながら聴くという場合に、環境音を聞いていないと視野の外から迫る驚異などに鈍感になってしまいがちですが、骨伝導イヤフォンは耳をふさがず、耳の穴の前にある骨に密着させることで音が伝わるので、環境音は通常のボリュームで聞こえます。
着け心地
軽く耳に引っ掛けて、プラスチックの弾性で挟み込む感じですが、耳を圧迫しないので、負担は普通のヘッドフォンよりも少ないと思います。挟み込む力も通常のヘッドフォンよりも軽いですが、やや頭の大きい私が結構激しく頭を振ってもずれたりはしません。走りながらでも使えると思います。(頭が小さいスタイルの良い方はずれるかも。)
気になる部分
音漏れ
骨伝導と聞くと音漏れしないと思っている方もいらっしゃるかもしれませんが、スピーカー同様、音を出すために振動しているので、音漏れはあります。振動部が耳やインナーに覆われていない分、外への音漏れは大きいです。
耳への圧迫感が少ないので音量を上げてしまいがちですが、電車のような密集した場所では迷惑になるので使いづらいと思います。静かなオフィスで音声読み上げなどは、隣の人には聞こえてしまうレベルです。自転車、ジョギングなどでは喧噪音に紛れるので大丈夫だと思います。
耐久性
アーム部分が細いプラスチックで、使っていると頭への締め付けが少しずつ弱くなってくる気がします。
15分スタンバイ機能
音声が15分以上ない場合、自動的に電源を落とす機能で、節電のためにはとても便利ですが、入力信号が弱いと、15分スタンバイ機能が有効になり、電源が落ちてしまう問題があります。
私のように音楽を聴きながら別の音を聞きたいという特殊な環境にはぴったりです。通常の利用方法だと、通勤中の使用には向かないと思いますが、ジョギングや自転車通勤のお供にいいかもしれませんね。
ドスパラ、上海問屋からすごく似ているイヤフォンが発売されました。
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