Encore! TOKYO AUTO SALON 2025
私のホームシアターの活用法として、F1レースの視聴がありますが、Encore! TOKYO AUTO SALON 2025がHondaウエルカムプラザ青山にて2025/1/17(金)~1/27(月)の期間開催され、レッドブル・ホンダ RB20のショーカーが展示されていることを聞きつけました。

電車を使っても自転車を使っても所要時間はほとんど変わらないので、リハビリついでに購入した電動アシスト自転車で少し遠出をして見に行くことにしました。
Hondaウエルカムプラザ青山にはこれまでも何度かF1カーの展示があって見に行く機会があり、2022年3月にもマックス・フェルスタッペン選手の初タイトルカーとなったレッドブル・ホンダ RB16Bと角田裕毅選手のアルファタウリ・ホンダ AT02の展示を見に行った日以来です。
Hondaウエルカムプラザ青山
Hondaウエルカムプラザ青山は本社であるHonda青山ビルの1階にあります。
当日は平日にもかかわらず多くの方が展示を見に来ていましたね。展示が変わった2月にも訪れましたが、展示されていたもの写真を撮影しましたので備忘録代わりにご紹介します。
F1 Oracle Red Bull Racing RB20(ショーカー)
2024年にマックス・フェルスタッペン選手が4年連続のタイトル獲得となったレッドブル・ホンダ RB20のショーカーです。
ショーカーなので走行したマシンではないと思いますし、私も素人なので複雑なことはわかりませんが、マシンの形状を見ていると空気がどう流れていくのかなんとなくわかる気がしますよね。
フロントウィングも複雑な形状をしていて、ノーズ下やサスペンションに向けて整流されていますが、実際にレースをしているマシンに比べるとシンプルに見えます。
フロントウィングで整流された気流を、フロントサスペンションが阻害しないようにすっきりまとめられています。
フロントノーズの下に入った空気をフロア下に導入しつつ、マシンのサイドポンツーン側へ流す整流板も何枚も取り付けられていますね。
サイドポンツーンの下とフロアの上を深くえぐる形状にして空気の流れを作りつつ、フロアエッジで渦を生み出してフロア下にサイドからの空気が入らないように工夫されています。
サイドポンツーンの下とマシン上面から来た空気をリアサスペンション周りへと集めモンキーウィングでリアウィングに向けて跳ね上げています。
ディフューザーで引き上げた空気で負圧を発生させているようです。
HONDA F1 Hybrid Power Unit RA621H
ホンダが提供しているパワーユニットも展示されていました。
マシンのどの部分にどういった形で納められているのかがわかるように展示されていました。
エンジンも私には簡単な構造しかわかりませんが、最近のF1のパワーユニットは非常に複雑で以下のようなものが総合的に大きな出力を生み出しています。
- 内燃エンジン(ICE)
- ターボチャージャー
- 運動エネルギー回生システム(MGU-K)
- 熱エネルギー回生システム(MGU-H)
- バッテリー(ES)
- コントロール・エレクトロニクス(CE)
フロント側にある箱はバッテリとコントロールエレクトロニクスでしょうかね。
MGU-Hは底の方に収められているようです。複雑な仕組みをコンパクトにまとめていてすごいですが、素人の私にはその凄さのほんの一部しかわかりません…。
その他にも一般車の中からコンセプトカーや伝説的な車体まで展示されていたのでさらりと写真だけ残しておきます。
HONDA Legend
ホンダ初の高級車となる初代HONDA Legendです。
4ドアタイプですね。オーナー自信が操縦する楽しみを持てる最高級車として開発。
F1技術によるV6・1カム・4バルブSOHC、2000ccおよび2500ccを搭載。’87年に2ドアハードトップも登場。
- 1985年(昭和60年)
- エンジン:水冷 4ストローク V型6気筒横置 SOHC 4バルブ ベルト駆動 2493cc
- 最高出力:165PS/6000rpm
- 重量:1360kg
- 諸元その他:ダブルウィッシュボーン・フロントサスペンション
HONDA NSX
量産者として世界初のオールアルミ・モノコックボディをはじめとして、構造部材に至るまでアルミ合金を多用し、大幅な軽量を実現。
高い運動性能を備えったミッドシップ・スポーツカー。
コンパクトな新開発3.0l V型6気筒 DOHC VTECエンジンを搭載。4 チャンネルデジタル制御アンチロックブレーキシステムや、トランクションコントロールシステム、SRSエアバッグシステムなど数々の安全、快適な装備を採用した、高い運動性能を備えた スポーツカーとなっている。
- 1990年(平成2年)
- エンジン:水冷 4ストローク V型6気筒横置 DOHC 4バルブ ベルト駆動 2977cc
- 最高出力:265PS/6800rpm
- 重量:1390kg
- 諸元その他:オールアルミ・モノコックボディ
HONDA NSR250R
ロードレース世界選手権 250ccクラスで’85~’87年の3年連続メーカーチャンピオンを獲得したマシン『NSR250』を基に開発した2ストローク・スーパースポーツバイク。
市販二輪車としては世界初のコンピューター制御によるPGMキャブレターを採用。
- 1988年(昭和63年)
- エンジン:水冷 2ストローク 90度V型2気筒 ケースリードバルブ 249cc
- 最高出力:45PS/9500rpm
- 重量:127kg(乾燥重量)
- 諸元その他:常時噛合式6段リターン
HONDA CB1300 SUPER FOUR
PROJECT BIG-1の基本コンセプトを現代の価値観や幅広いお客様の志向に合せることによって、CB1300 SUPER FOUR。
クラス最大の水冷・直列4気筒・1300ccエンジンの持つ力強く余裕ある出力特性を生かした精悍で迫力あるフォルムを融合させたネイキッド・ロードスポーツバイク。
- 1998年(平成10年)
- エンジン:水冷 4ストローク 直列4気筒 DOHC 4バルブ 1284cc
- 最高出力:100PS/7500rpm
- 重量:249kg(乾燥重量)
- 諸元その他:常時噛合式5段リターン
PRELUDE プロトタイプ
ハイブリッドシステムを搭載する「プレリュード プロトタイプ」です、
CIVIC TYPE R RACING BLACK Package
「シビック TYPE R RACING BLACK Package」の市販予定車ですね、試乗している方もいらっしゃいました。
HONDA ASIMO
2000年に発表されたASIMOは、近い将来、実際に人間の生活空間で活動することを想定したロボット。
自由自在な移動や作業を行うのに適切なサイズや重量、操作性を実現。より身近に感じられるデザインとした。
一般的な生活空間で使用されることを前提に、歩行自在性の更なる向上およびシステムの 簡素化を実現しました。身近にある普通の階段や、斜面を含む環境でも自在に移動することができる他、ユーザーのニーズに合わせた専用動作や案内説明のコンテンツを付与することが可能になった。
- 2000年
- 身長:120cm(3.9ft)
- 体重:43kg(94.8lbs)
- 自由度:合計26(頭:2、腕:5×2、手:1×2、脚:6×2)
HONDA Monkey R/Monkey Baja
HONDA Monkey R
ミニバイクレースで活躍するモンキーをイメージしたデザイン、ツインチューブフレームに出力アップしたエンジンを搭載。
前輪に油圧式ブレーキを採用するなど”R”にふさわしい本格的な装備を搭載。
- 1987年(昭和62年)
- エンジン:空冷 4ストローク 単気筒 OHC 49cc
- 最高出力:4.5PS/8500rpm
- 重量:67kg(乾燥重量)
- 諸元その他:常時噛合式4段変速
HONDA Monkey Baja
キュートなスタイルと小柄なボディで根強い人気のレジャーバイク「モンキー」をベースに、本格的デザインのデュアル・ヘッドライトや小石から手を守るナックルガードなど、遊び心一杯のオフロード装備を採用。
- 1991年(平成3年)
- エンジン:空冷 4ストローク 単気筒 OHC 49cc
- 最高出力:3.1PS/7500rpm
- 重量:55kg(乾燥重量)
- 諸元その他:常時噛合式4段リターン
HONDA Dream CB400 Four
CBスーパースポーツバイクの原点に返り、欧米に流行の兆しが見えたカフェレーサースタイルや、4本の排気管を1本のマフラーに導いた集合排気システムをいち早く採用。高い人気を得た。
高速時の制動に威力を発揮する前輪油圧ディスクブレーキ、手元に集中させたスイッチ類など、安全対策にも充分配慮。
- 1974年(昭和49年)
- エンジン:空冷 4ストローク 4気筒 OHC 408cc
- 最高出力:37PS/8500rpm
- 重量:183kg(乾燥重量)
- 諸元その他:4キャブレター、6段変速
ライダー/ドライバーたちのサイン
MotoGPライダーやF1ドライバー、IndyCarドライバーたちのサインも壁に飾られていました。
- 中上 貴晶氏(左上)
- 中嶋 悟氏(右上)
- 角田 祐毅氏(左下)
- 佐藤 琢磨氏(右下)
2025年3月末で閉館
この他に販売中の試乗車なども展示されていましたが、載せきれないのでここまでにします。
Honda青山ビルは2025年春には建て替えのための解体が行われる予定となっており、Hondaウエルカムプラザ青山も2025年3月末で閉館する予定となっていますので、おそらくこれが私が訪問する最後の機会になると思います。
F1ショーカーはもう展示されていないと思いますが、 3月末までは初代NSX、初代CB1300 SUPER FOUR、初代ASIMOなどが展示されているそうなので、最後に見ておきたい方は足を運んでもいいかもしれません。
Her-
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