範囲が限定される方がコントロールしやすい
iFi-Audio iPurifier ACのノイズをGreenwave Broadband EMI Meterで計測してみようと始めた実験では、 iPurifier ACを接続した途端に計測値が跳ね上がり、ノイズとして判別されてしまいました。Broadband EMI Meterのスピーカーからは接続したとたんにものすごい音に換わるのがわかります。
蛍光灯や冷蔵庫、家庭用蓄電池以上のノイズとして検知されている iPurifier ACですが、蛍光灯や冷蔵庫、家庭用蓄電池などのノイズを強力に除去してしまうGreenwave Dirty Electricity Filterを使って、iPurifier ACが発している何らかの信号がノイズとして除去されるのかを試してみましたが、あれだけ激しかったノイズがDirty Electricity Filterを間に入れると数値は激減します。
ノイズ計測器からも、ノイズフィルタから見てもノイズと判定されてしまっているようです。広範囲に効く製品というのは、便利な半面、意に沿わない振る舞いをしたときにはコントロールが難しいので厄介ですね。
じゃあ他の製品はどうなの?
iFi-Audioの製品には、同様にアクティブ型のノイズキャンセル機能を備えた製品がありますが、私もいくつか所有しているiFi-Audio iPowerもその機能を備えた製品の1つです。以前中古品として購入し、光メディアコンバータ TP-LINK MC220LのACアダプタとして使っていたiPower(9V仕様)が余っています。
iPurifier ACと異なるのは、iPurifier ACが電源環境の広範囲にわたってその効果を発揮するのに対して、iPowerは供給する電気製品に限定してノイズキャンセル機能が有効になるという点です。有効となる範囲が異なる同じ原理で動作する2つの製品を計測したときに、似たような計装結果となるのでしょうか?
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