音について
今回一番注目すべきは部屋を前提とした音造りでしょうね。さすがに我が家のなんちゃって防音室とは造りが違い、前述の通り部屋に入った途端に音の響きがガラッと変わります。直前にいたエントランスがライブな場所だったので、部屋に入った瞬間にデッドに変わる、その対比がハッキリ出て異空間に誘われるようなある種の演出になっていました
音については、ユニットの動きが重たいので少しけだるく感じますが、大きく空気を動かしているのが感じられ、迫力のある壁のような低音が前方から飛んできて体に伝わり、作品のノリの良さについつい足でリズムを刻んでしまう、そんな印象です。これでライブな調音がされていたら、音が飽和しすぎてうるさくなるでしょうね。大きく出して素早く吸う、重低音は建築物の構造と共鳴するので、自宅ではなかなか難しいものです。
全体的にスクリーンの下から声が聞こえたのでセンターは低い位置にあり、声はよく通る印象。フロントは左右と左右下から聞こえたように感じましたので、高さのあるスピーカーか、サブウーファーとスピーカーの2台を縦置きしているのではないかなという印象を受けました。冒頭の足踏みの迫力、火事でサーカス小屋が轟音を立てて崩れるシーンはなかなかの迫力でした。
中低音の重たさは私の中にあるJBLのイメージの通りでしたが、それとは反対に高音部の解像度は確保されていて、私のJBLに抱いているイメージより高音は耳に入りやすい印象を受けました。私が普段聞く音量よりはるかに大きいので少し耳がピリピリしましたけど、少し経つと慣れました。
私がこの映画で一番好きなシーンである「ジェニー・リンド(Loren Allred) – Never Enough」を歌い上げるシーンでは、部屋はデッドに感じていたにもかかわらず、会場の音の響きがライブに聞こえるくらいよく響いていました。サラウンドのバランスがよく取れているのでしょうね。
中低音は重く、でも残しすぎず、高音はやや響きを残して空間表現を豊かにしている印象を受けます。中低音がもっとライブに残る調音がされているとせっかくの繊細な高音の空気感がかき消されてしまいます。
自宅の音との違いを考えると、低音の処理の仕方が大きく違います。我が家はもっと低音を抑え、長時間使っても疲れないように調整されていますし、中低音をもっとクリアに保つので、こうした防音室の音造りとは違いますね。
観終えると小粋な演出が
こうした大画面で見ると、ヒュー・ジャックマンの存在感が際立ち、恵まれた体格の良さに、彼自身が放つ大らかなオーラが画面に映え、やっぱり彼が主役なんだなぁと改めて思います。そうこうしているうちにエンドロールも終わりに近づくと、ゆっくりとライトが点灯し、映画館さながらの演出で素敵な105分の夢の独占映画視聴の時間があっという間に終わってしまいました。
夢の異空間から出ようかと思ったそのとき、出口の上の非常灯に怪しい影が…、何者だ!?
20世紀フォックスが誇るアイコン、エイリアン君のお見送りだったようです。20世紀フォックスの方もお見送りにはあまり気づかないのだそうですよ。
こうして映画を観終え、帰りにふらりと立ち寄ったお寿司屋さんで軽く夕食を取り、帰る頃には周辺は煌びやかな夜の六本木へと姿を変えていました。
20世紀フォックスのスタッフの皆様、ビデオの日プレミアムキャンペーン事務局の皆様、そしてグレイテスト・ショーマンという素敵な作品を制作いただいた皆様に御礼申し上げます。素敵な時間を提供いただきましてありがとうございました。
また来年も購入して来たい!というのは無理だと思いますが、またこんな機会があったらいいなと思います。
Her-
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