最初の内はまだ少し唸っている感じでしたが、ネットワークオーディオ周辺機器のノイズ対策を進めていくと、この唸りが不快な膨張へと一変します。しかしこの重低音を生かさない手はないと考えて、バランスをとろうとしましたが、なかなかうまくいかず、低音の膨張を無くすためにフロントスピーカー周辺のソフトラックの撤去へと進みます。
結果的にはこれが功を奏して、音のバランスは一気に改善します。それはラック移動の連載で書いたとおりです。
音量を上げた弊害
しかし音量を上げて、バランスを取り直したことで1つ問題が浮上します。いわゆる音漏れです。私が使っているシアタールームは、新築にあわせて屋根裏部屋というか物置を部屋の姿にしたものですが、当時の私に知識がほとんどのなかったこともあり、ただの屋根裏部屋といってもいいかもしれません。
壁には多少厚めにグラスウールが入っていますが、部屋の外に出ても壁から音が聞こえますし、2回の部屋(私室)とは隙間のある小窓で繋がっていて、音は漏れ、ドアも隙間がある少し小さめの洋室ドアで、音漏れも大きいため大音量にすると階段室から家全体に音が伝わってしまいます。
迷光対策や光漏れの対策もされていないただの部屋なので、私の知識の増加に比例して、部屋も少しずつ対策が取られるようになっていきます。2012年末から2013年初めにかけて、遮光対策と防音対策をDIYで何とかしようといろいろあがいてみた時期があります。
窓の遮光と防音
当時はプロジェクタをメインに使っていたので、外光による色合いの変化が気になっていたこともあり、太陽光を80%吸収し、5%反射することで、透過率を15%に抑えるTRUSCO 遮光・遮熱フィルムを全ての窓に貼りました。
さらにその上から窓枠にポリプロピレンで作られた東京防音 吸音/防音材 ホワイトキューオン ESW-1800を自分で窓のサイズに切り分けて埋め込んで、その上から遮光カーテンで覆っています。
全暗とはいえませんが、しっかり遮光カーテンを閉めればプロジェクタで見ていても、外が明るいことが忘れるくらいの暗さを維持できていました。外への音漏れもこれで少しは減らせているはずです。一軒家なのでほとんど気にしたことはありませんが…。
この吸音材はリアシートの裏の窓にも仕込んであり、さらにカーテンを敷くことで吸音効果を高め、フロントの液晶テレビからの反射を吸収するようにしてあります。
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