現時点で究極形に近い
AVAC新宿本店の4K UrtraHD Blu-ray対応ユニバーサルプレーヤーPioneer UDP-LX800スペシャルイベントフェアでは、同社のインテグレーテッドアンプPioneer A-70Aとバランスケーブルによる接続でアナログ出力による音も聞かせていただき、オーディオプレーヤーとしての実力も聞かせていただきました。
UDP-LX800のDAC(ES9026PRO)はUDP-205(ES9038PRO)よりも下位グレードではありますが、そういったディスアドバンテージも感じさせない音で最近のデジタルプレーヤーが温度感が低いことが多い中、温度感の高い音を聞かせてくれました。
映像についても、各ディスプレイの特性に合わせてトーンマッピングを最適化するプロファイルが用意され、これまでは暗く感じていたプロジェクタの映像にもHDR感がしっかり感じられるようになりました。
フィルムグレインに対するノイズ処理がUDP-LX800を試聴会で見た印象では、非常にうまく処理されていて、ノイズが風味のような味として処理されているように感じられて好印象でした。
現在の自宅の利用環境を考えても、4K UrtraHD Blu-rayプレーヤーとしてのPanasonic DMP-UB900とSACDプレーヤーとしてのDENON DVD-A1XVAをUDP-LX800に集約できるのは、スペースの面でも、ケーブルなどの投資についても効率化されるので、導入に対する敷居が下がります。
価格差3~4倍なら当たり前
こういったUDP-LX800の基本的な音質や画質については、これまで視聴してきたプレーヤーと比較してもよくできていると思いますし、これだけでも十分に購入する動機になりますが、現在使用しているDMP-UB900の3~4倍するプレーヤーです。
少しきつい言い方かもしれませんが、コストパフォーマンスを考えれば、後発でPioneerのトップエンドモデルともなれば、このくらいの実力は当たり前といえるでしょう。HDMI接続しか使わない私にとっては、これだけでは買い替える絶対的なアドバンテージにはなりません。
私に購入したいと思わせるにはもう一押し必要でした。
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