黒相の傾向
黒相については、電圧は全体的に低く平均値は101V台で、時折100V前後まで電圧が落ちることがある傾向があり、工事を行ったことによる優劣はあまりありませんでした。
- EO-01のコンセント(紫色):平均101.92V
- オーディオルームの従来の壁コンセント(オレンジ):平均101.88V
しかし歪み率に関しては、出水電器オリジナル コンセント付きブレーカーBOX EO-01と家庭用分電盤経由と比較して瞬間的な計測ではわからなかった大きな差異があることがわかっています。この結果から家庭内分電盤内に幹線から入ってきた波形を歪ませる要素があると推測されます。
- EO-01のコンセント(紫色):平均1.65%THD
- オーディオルームの従来の壁コンセント(オレンジ):平均1.91%THD
ここに以前計測したGreenwave EMI Broadband Meterで計測したノイズの値を追加してみます。出水電器オリジナル コンセント付きブレーカーBOX EO-01をEMI Broadband Meterで計測してみた結果は、850mv前後(計測範囲:0-1999mv))と割と高い値が検知されていました。
家庭用分電盤内でのノイズの値は、ノイズ源となる機器の接続しているコンセントでは高い値を示しますが、Greenwave Dirty Electricity Filterを装着する前でも、何も接続されていないコンセントでは200-300mv程度ですから、どこかでフィルタリングされている可能性が高いです。
幹線分岐をしていることから考えると、EO-01には直接外からのノイズがフィルタリングされずに入ってくると考えられますが、赤相の外部要因として、特に夜間に大きく電力を消費するような機器が存在し、おそらくその機器は相当なノイズを出しているのでしょう。EMI Broadband Meterはインバータノイズには大きく反応しますので、該当する機器の可能性が高いかも。
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