夏休み後は移籍話花が咲く
F1は夏休み期間に入り、そろそろ移籍話も本格的に動く時期となってきました。おそらく夏休み中の水面下での交渉が、第13戦のイタリアグランプリ辺りから表面化してくることが予想されます。
昨シーズンは終了とともにチャンピオンとなったニコ・ロズベルグがが引退宣言をして、大きな波乱を巻き起こしました。
2018年シーズンのドライバーマーケットの話題の中心は、現役最強と謳われるフェルナンド・アロンソの動向になりそうです。
ドライバーの動向はトップチームの動向が鍵を握る
いつもドライバーマーケットは、上位チームの動向によって大きな動きが起こり、上位チームの決定が下位チームの枠が埋めるというのが毎年恒例となっています。現在のドライバーラインナップとチームの状況を見ると、メルセデス、フェラーリ、レッドブルの上位3強は現在のラインナップを継続すると思われます。
メルセデスAMG
ルイス・ハミルトンとバルテリ・ボッタスの関係はハンガリーグランプリの順位入れ替えで、約束が守られているところを見ると二人の関係はとても良好で、過去3年のニコ・ロズベルグとの間にあったような確執はまだありません。ルイス・ハミルトンがエースドライバーとしての立場を脅かされない限りは、セカンドドライバーとしてバルテリ・ボッタスを起用するのがメルセデスAMGとしてもチームを運営しやすいでしょう。
常に話題になるフェルナンド・アロンソとルイス・ハミルトンのラインナップは、2007年にマクラーレン・メルセデスでも問題になりました。チームとしてベストパフォーマンスを発揮させることを考える首脳陣は、2013年~2016年の4年に渡って続いたニコ・ロズベルグとルイス・ハミルトンのようなチーム内の確執に頭を抱えたくないでしょうし、ルイス・ハミルトンも望んでいないしょう。ルイス・ハミルトンとメルセデスAMGの間に問題が生じない以上、フェルナンド・アロンソは獲得しないと思います。
フェラーリ
フェラーリのエースドライバーは事実上セバスチャン・ベッテルです。2人が組んでから各シーズンの成績は常にキミ・ライコネンを凌駕し、ドライバーの格付けは確定してしまっています。
個人的な意見ですが、キミ・ライコネンは速いドライバーではありますが、無線からは常にセッティングに不満を感じていて車に自分を合わせる幅が狭い印象がぬぐえません。
フェラーリもキミ・ライコネンのパフォーマンスには不満はあるようですが、セバスチャン・ベッテルの2018年の交渉の中で、パートナーとしてキミ・ライコネンを条件に出しているという話も伝わってきています。
セバスチャン・ベッテルはストレスを抱えると、ルール違反や危険なドライビングをする傾向のあるドライバーです。キミ・ライコネンのパフォーマンスの改善が必要なのは事実ですが、セバスチャン・ベッテルがベストパフォーマンスを発揮する環境を作ることが強いフェラーリにつながると思うので、セバスチャン・ベッテルが油断できない速さを持ったドライバーで、セバスチャン・ベッテルと良好な関係を築くことができるドライバーラインナップとしては、パートナーとなるドライバーとの実力は今のバランスがベストではないかと思います。
コメント
Herさん、こんにちは。
気付けばF1も夏休み、ニュースとなれば来年の動向がメインです。
アロンソは本当に最後のチームとしてマクラーレンを選んだと言えます。
私は現役最強の称号を疑いませんが、ミハエルと違って「チーム・アロンソ」を作らなかったのが仇となっている気がしてなりません。
ホンダがどうであれ、来年ルノーに乗るのもいいアイデアとは思えません。
勿論必死で開発にも力を注いでいるでしょうが、パワーユニットそのものは自分ではどうしよyもない故の苛立ちなのでしょう。
2年半経ってホンダだけのせいでない事は分かってきたものの、1度冷えた関係の埋め合わせは要らぬ労力でしかありません。マクラーレンの本当の弱さは高すぎるプライドなのでしょう。
我々ファンは単純に面白いレースが観たい!これに尽きます。
三つ巴、波乱、チーム内のゴタゴタ。荒れれば荒れる程観客は湧くのです。
やってる側は気が気じゃないでしょうけど(*゚∀゚*)
WECもDTMも主要メーカーの撤退で来年どうなるやら。
本気でインディ行っちゃうかも?しかもシボレーに乗ってたりして。
どちらにせよアロンソから目が離せないおいけでありました。
おいけさん、コメントありがとうございます。
そうですね、ルノーに行ってもすぐに勝てるわけでもないですし、上位3強のドライバー入れ替えがなければ、選択肢がないというのが現状ですからね。
アロンソの苛立ちはパフォーマンス的なところもあると思いますが、もう時間がないという焦りもあるでしょうし、現役最強にふさわしい車に乗せてあげたいですね。
マクラーレンのあのヒステリックな対応は見ていてとても残念です。株主などへの言い訳の部分と俺たちは頑張っているというアピールの部分が混在しているのでしょうけど、第三者の目には負け犬の遠吠えのように写ってしまいます。
ハミルトンとロズベルグのやりあいもアレはアレでおもしろかったんですが、やっぱり複数のチームのドライバーにチャンピオンのチャンスがあるシーズンは盛り上がると思うので、マクラーレン・ホンダとアロンソにはぜひ上位にいてほしいですね。F1からアロンソがいなくなるのは寂しいですから。