シアタールームの変化
音質面の変化というのは、基本的にオーディオルームと同じ傾向で、音の骨格というか芯が頑強な音ですし、S/N比の向上に伴って空間表現が大きく変わって、マルチチャンネルならではの音に包まれる感覚と、エアボリュームが大きくなったような錯覚が起こります。
音数が増えて子細な音がとにかくよく聞こえるので、原神のようなオープンワールド型のアクションRPGではフィールドの風の音や、動物たちの鳴き声などがよく聞こえますし、空が開けたところでは、非常に上方への開放感が感じられます。
また機動戦士ガンダムバトルオペレーション2というFPSゲームでは、視界に入っていないモビルスーツの動作音まで定位よく聞こえてくるので、例えばレーダーには写らないステルス機能を搭載したモビルスーツが近づいてくると、動作音がかなりの距離があっても聞こえるので反応しやすいですね。
HDR感の向上
映像についても、非常にピーク輝度が上昇している感覚があって映像が眩しく色鮮やかに感じます。コントラストの表現幅が広がっていることがよくわかるものとして、HDRの設定画面がありますが、再設定をする必要があったくらいです。
期待以上の効果
過去に蓄電池システムやアイソレーショントランスなどを試聴した経験から、出水電器さんへのオーディオ専用電源工事の依頼には少し不安があり、当初は別の業者を探していたのはご存じのとおりです。
実際に工事をしてみて、PS Audio Power Plant PremierやGreenwave Broadband EMI Meterといった簡易的な計測機による計測結果は決していい結果ではなく、この点に関してはもっと良好な数値が出てくれる期待はしていたので、残念な部分ではありますが、これは各電力会社の供給品質に依存する部分なのでどうしようもありません。
簡易計測上の数値には見えていない、幹線分岐から小さなノウハウの積み重ねによってもたらされる画質や音質の飛躍については、不安を払拭し想像以上の効果をもたらしてくれました。
その要因は大きく2つ挙げられると思います。
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