宇宙と芸術展
2017年1月に東京 六本木の森美術館で開催されていた「宇宙と芸術展」に行ったときの話です。
展示品の中にはアイザック・ニュートンの「プリンキピア」やチャールズ・ロバート・ダーウィン「種の起源」の初版本なども展示されていてなかなか面白い展示でした。
その中に珍しい日本刀が展示されていました。
流星刀
刀工岡吉国宗が明治時代に榎本武揚氏の依頼で製作されたとされる刀で、富山県上市川上流において発見された鉄隕石「白萩隕鉄1号」が原材料となっている「流星刀」です。
隕鉄60%、鋼40%で混合し鍛えあげ、長刀2振り、短刀3振りが製作され、内現存する4振りは、2振りを後に大正天皇となる皇太子へ献上、長刀1振りは榎本氏が設立にかかわった東京農業大学に、短刀1振りが隕石の飛来地である富山市天文台に寄贈されたそうです。(後1振りはどこ行った?)
展示されていたのは、東京農業大学に寄贈された長刀のようです。玉鋼から作られる通常の日本刀と比べると、鈍い輝きに見えますが、すごく重そうな印象を受ける日本刀でした。
仮想と現実の境目
こうして実物を見た体験と、4K放送の日本刀の番組、展示された日本刀の見た印象を重ねてみると、4Kで撮影された映像は、肉眼で見ている映像にかなり近づいていることを実感します。
もちろん実物を触らないとわからない感触や重さ、空気感などはありますが、今後VR技術などが発展してくると、博物館などで人ごみの中でガラス越しでみるよりもリアルに体験できるようになるのかもしれませんね。
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