その印象は…
同じくLGから供給されている有機ELパネルということで、Panasonicがどんな風に調教してきたのかは注目すべきところですが、残念ながら今回写真撮影がNGだったので、全てカタログの写真で説明せざるを得ません。唯一撮影できたのは途中で止められてブレブレになったこの写真だけです…。
画質について
実際に横に並べて比較したわけではありませんので、記憶との比較でやや感覚的になりますが、SONY BRAVIA A1シリーズと比較して、TH-65EZ1000の画調は良い意味で落ち着いて見えます。
これは調整する基準の違いや、SONYがやや暗めの環境で展示してたのに比べて、Panasonicは明るい環境で展示していたことも関係しているかもしれませんが、LGの有機ELのような誇張した色合いではもちろんありませんし、A1シリーズよりも色の偏りが少なく、青や白が目立つ印象を受けません。(少しは感じますが…。)
有機ELの良さである、メリハリのある色、漆黒の黒は共通するものですが、テクニクスのレコードプレーヤーが黒をバックにして映し出された映像では、テクニクスのレコードプレーヤーに反射した光の艶やかさに目を引かれました。
全体的に色彩の階調表現がPanasonicの方が優れているように感じられました。「ヘキサクロマドライブ プラス」によるものかもしれませんが、映像全体が立体的に感じられます。ここら辺は長年研究してきたプラズマテレビのノウハウやPioneer KUROの自発光型ディスプレイの技術が生かされているのかもしれません。
画面はリビングのような明るさで自分が映って見えるくらい反射していましたが、その影響でさほど色があせたりしない印象を持ちました。
音質について
今回TH-65EZ1000にはテクニクスのテクノロジーをテレビに応用したスピーカーが搭載されたことで、多少音にも期待を持って聞きに行きました。展示環境で聞けた音はさほど大きくはありませんでしたが、音自体は聞き取りやすいとは思います。
しかし、やはりスピーカーの径が小さいためか、部分的にシャカシャカした音に聞こえました。重低音もA1シリーズのような迫力はありません。デモで使われていた音源が悪いのかもしれませんが、耳障りなノイズ音が聞こえたのには、ガッカリしました。
ステレオ感は気配だけは感じられましたが、威張るほどの音ではありません。テレビのスピーカーにお金をかける意義は感じられません。なぜあんな中途半端なデモをするのだろう?と疑問さえ感じます。いい音をアピールしている感じが全くないんです。
コメント
Herさん、おはようございます。
いつもながら行動力にビックリしちゃいますね(^-^)
日本の企業の悪い習性で「イイ物を作れば売れる」と思ってるわでしょうか?
イメージ戦略だけで右向け右のここでは成立つのでしょうが、もはや世界規模の販売戦略なしの見切発車ではいくら製品の質やアフターケアーが良くてもLGには勝てないのが目に見えちゃいますね。
これはパナだけに言える事ではありませんが。
私の地域は数年前までパナのプラズマ製造を行っていた工場もあり、知人も働いていたりとパナと近い関係ゆえ頑張って欲しいなぁと心から思うのであります。
うちも建替と同時にテレビの買換え〜と嫁様に唆すも惨敗(*_*)とほほでございます。
おいけさん、コメントありがとうござます。
有機ELテレビはプレミアムな製品として位置づけられているにもかかわらず、アピールが足りない印象を受けます。安定していて冒険をしない、コンサバなモノ作りはPanaconicの企業色のようなものだと思いますが、もう少しアピールして来い異なじゃないかなぁと。徐々に数が減っている国内メーカーのテレビなので頑張ってほしいなと私も思います。