欲しい色にこだわって電動アシスト自転車購入
緊急手術を受けてから、運動機能のリハビリを行うために低価格のクロスバイクを導入しましたが、坂道が多すぎて行動範囲が制限されてしまうことから、私の体をサポートしつつ運動ができる電動アシスト自転車が欲しいと思うようになりました。購入を検討するにあたってはいくつか条件がありましたが、条件に合うものとしてPanasonic VELOSTARが候補に上がりました。
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しかしPanasonic VELOSTARには私が欲しい色がなく、欲しい色の電動アシスト自転車を探していると、VELOSTARの上位モデルPanasonic XEALT L3には私の欲しい色(ソニックローズレッド)があることがわかりました。しかし税込195000円という価格でお高い…。
Panasonic XEALT L3導入
手術以前だったら合理的に判断して価格をとって色は妥協していたと思いますが、色を取るか、価格を取るかで悩んだ結果、購入したのはこの通り、色をとることになりました。フレーム440mmタイプのXEALT L3です。
大人になるにつれて目立つ色をあまり選ばなくなりましたが、子供の頃から赤い色が好きだったことと、赤は視認性が高いので交通事故の予防にもつながるかなと思って選びました。また購入したいと思った時に、20万円弱の価格がセールで大幅に割引され、VELOSTARの予算に近い当初の予算内まで下がったのが購入を後押ししてくれました。
実際に使ってみて
実際に毎日乗ってみて感じた感想を残しておきます。
良い点:アシスト機能の恩恵大
電動アシストによる恩恵はとにかく大きいですね。ハンドル左に搭載されているディスプレイの上下のボタンを押すとアシスト機能が選択できますが、HIGH、Auto、ECO、No Assistの4段階が選べます。
長くだらだら続く坂道はECOでのアシストでかなり楽に感じますし、急な坂道はディスプレイ下のボタンを押すと強制的にHIGHに変更することができて楽々です。下り坂で速度が出ると速度の出しすぎにならないようにアシストも自動的に切れるのもいいところです。
走っている最中にはモーター音がし、アシストが多くなると音も大きくなりますが、走っていると風切音があるのでさほど気になりませんし、これなら坂道も苦なく走ることができるので移動範囲も広がりました。
良い点:ブレーキの効きがいい
Panasonicの電動アシスト自転車にはブレーキをかけた時に運動エネルギーを電力として回生充電機能が搭載されていてブレーキワイヤーの途中にコンデンサーらしきものが搭載されています。
電動アシスト自転車はスピードが出やすいですが、何かあったときに急制動が必要な場合にもブレーキをかけるだけでキュッと止まります。今まで乗ったことのある一般的な自転車とは次元が違い、効きが良すぎて急制動時には体がつんのめってサドルから前に落ちてしまうくらいです。
対応が必要な点:ペダル操作
最近の電動アシスト自転車の特徴でもありますが、坂道などの途中で停止した際に、ペダルに力を入れなくても10秒ほど車体が坂道を転がり落ちないように、踏ん張ってくれる機能が搭載されています。坂道で停車した時には確かに便利なのですが…。
これが平地でも機能していて横断歩道などで自転車を止まると、しばらくこの機能が発動して止まるんですが、気を抜いた瞬間に踏ん張りがなくなってわずかな傾斜の影響を受けて下がります。「おっと危ない!」と思ってペダルに力を入れると、今度はアシスト機能がアシストを再開して急発進します。
アシスト機能が強いHIGHの状態では、アシスト能力が強すぎて止まっている最中に自転車だけ前に持っていかれます。横断歩道が赤信号なのに自転車が飛び出してしまいそうでちょっと怖いので、ペダルには足を置かずに止まるようになりました。
止まった状態からちょっと力をかけるとグッとアシストしてくれるので発進は楽なんですが、アシストの力が強いと体が置いて行かれるくらいの力が出るので、判断力の落ちたお年寄りとかにはこのアシスト機能はやや危険なのではないかと感じます。ちょっと使いこなしというか慣れが必要だなと思う点です。
対応が必要な点:アルミフレームの衝撃吸収性の低さ
XEALT L3は、軽量化のために自転車のフレームにアルミ素材が使われています。アルミ素材は軽くて柔らかい素材ですが、剛性を確保するために厚みが必要なこともあって、スチール製の自転車と比べると乗り心地が硬いんです。
例えば段差を乗り上げた時の衝撃を比較すると、スチール製だとフレーム全体が少し衝撃を吸収してくれますが、アルミ製はダイレクトに伝わるので、段差を乗り上げると直接段差にぶつかったような感触でお尻が痛いんです。また長時間乗っているとガタガタした舗装の道だとお尻に衝撃がガツガツ伝わってきますし、手首にも負担がかかり掌底手首までにしびれや痛みが出ることがあります。
これは軽量化やコストダウンとのトレードオフなので段差を乗り上げるときにお尻を上げるとか、手袋をしたり、クッションパンツなどを履くなどして対応するしかないですね。
デメリット:ボトルホルダーが付けられない
スポーツタイプの自転車ではよくフレームの部分にドリンクホルダーをつけているのを見かけると思います。XEALT L3はそのボトルホルダーが搭載される部分にアシスト用のバッテリが搭載されているので、ボトルホルダーが装着できません。
ボトルホルダーはサドルの後ろや背中に背負うバッグなどにも装着できるので、代替手段はありますが視界に入る位置にないので取りにくいメリットがあります。
デメリット:ハンドル部の湾曲のせいで取り付けが不自由
個人的にはこれが最大のデメリットに感じていますが、XEALT L3のハンドルは通常のスポーツタイプの自転車とは異なり、中央から末端にかけて細くなるいびつな湾曲をしています。
自転車のハンドルには最近はスマートフォンをナビゲーション代わりに装着したり、ドライブレコーダーを搭載したり、バックミラーを取り付けたりする人も結構いると思いますが、この妙な湾曲のせいで固定器具やバンドがフィットせず、装着できないんですよね。私もいろいろ取り付けたかったんですが断念しました。耐久性のためなのかよくわかりませんが、ハンドルの径は一定にしてほしいですね。
便利な道具も使う人次第で凶器に変わる
多少の不満はありますが、総合的に見れば電動アシスト自転車の恩恵は大きく満足度も高いです。坂道を苦にせず行きたいところへ自由に行くことができる全能感があるのでよく自転車に乗る人にはお勧めです。ただ電動アシスト自転車は人の能力を超えて急加速できてしまうのは少し怖いところですね。
街中をよく走るようになって感じるのは、スマートフォンを触りながら走る学生やママチャリなどが多く、わき道からの飛び出しを考慮しないで、スピードを出して爆走していたりするシーンも散見します。また車通りの多い道路を右側を走って逆走していたりする人がかなりいて衝突をしそうになって怖いですね。個人的にはLUUPなども含めてもっとしっかり警察官に取り締まっていただきたいです。
最近自転車による事故が多発しているイメージがありますし、それに伴ってか道路交通法の改正もあって自転車のながら運転や飲酒運転にも罰則が設けられました。電動アシスト自転車は自分の能力以上にスピードが出てしまいますので、便利な道具も使う人次第で凶器にもなるということを心に留めて安全運転を心掛けたいものです。
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