レッドブル
ハンガリーグランプリで2人の同士討ち、というかマックス・フェルスタッペンのミスでダニエル・リカルドがリタイアしてしまう問題が発生しましたが、ダニエル・リカルドの批判に対して、マックス・フェルスタッペンは素直に謝罪の意思を示していました。マックス・フェルスタッペンの焦りやいら立ちも見え隠れしますが、まだチャンピオンを争っているわけでもありませんし、致命的な関係の悪化はないと思います。
レッドブルは、マックス・フェルスタッペンを昔のセバスチャン・ベッテルのような期待を寄せていて、将来のエースドライバーとして絶対に確保することを望んでいるでしょうし、ダニエル・リカルドの速さにも満足していると思います。
2018年の契約もすでに締結済みでメルセデスAMGやフェラーリのラインナップに異変が起きない以上、彼らも移籍は望まないでしょうし、このラインナップも継続でしょう。マックス・フェルスタッペンと同等のパフォーマンスを発揮しつつ、関係を悪化させないドライバーとしては、ダニエル・リカルドがベストな選択であると私は思います。
以上3つのチームに空席ができない以上、フェルナンド・アロンソの選択肢はかなり狭くなるでしょう。
勝てるビジョンを持つチーム
フェルナンド・アロンソはトップドライバーとしてあと何年ドライブできるかわかりませんが、F1を引退する時期が迫っているのは確かです。現在のF1で40歳を過ぎてトップの実力を維持することの難しさは、ミハエル・シューマッハが証明しています。
フェルナンド・アロンソ自身がどう考えているかはわかりませんが、あと3年以内に勝てる車とチームを手に入れなければ3度目の戴冠は難しいでしょう。その可能性を持ったチームという意味で上位3チームを除いた場合、可能性があるチームはルノーかマクラーレンということになると思います。
フォース・インディアやウィリアムズも中団グループの中では上位にいて、いずれもメルセデスエンジンユーザーですが、メルセデスエンジンからすべてを引き出せるメルセデスAMGには敵いません。それ以外のチームが勝てるほどF1は甘くないでしょう。
メルセデスAMGにはおそらく他のチームには明かされていない、もしくは使うことが事実上できないエンジンモードがあると思われます。分かりやすい例でいえば、予選モードですが、他のチームよりコンマ数秒引き出せる隠しノウハウがあるように見受けられます。
メルセデスエンジンを使っている以上メルセデスAMGを超えることは事実上不可能です。もしできるとすれば、過去のダブルディフューザーやエキゾーストブローのような、どのチームもやっていない未知の領域で画期的な新しい技術を生み出すことですが、現在のルールの中でそんなことできる人はそうそう現れません。
メルセデスAMGがメルセデスエンジンの実力を最大限引き出せるのは、シャシー設計との間に密接な関係があってこそだと思いますが、それと同等のことができる可能性を持っているのはルノーとマクラーレンだけです。
コメント
Herさん、こんにちは。
気付けばF1も夏休み、ニュースとなれば来年の動向がメインです。
アロンソは本当に最後のチームとしてマクラーレンを選んだと言えます。
私は現役最強の称号を疑いませんが、ミハエルと違って「チーム・アロンソ」を作らなかったのが仇となっている気がしてなりません。
ホンダがどうであれ、来年ルノーに乗るのもいいアイデアとは思えません。
勿論必死で開発にも力を注いでいるでしょうが、パワーユニットそのものは自分ではどうしよyもない故の苛立ちなのでしょう。
2年半経ってホンダだけのせいでない事は分かってきたものの、1度冷えた関係の埋め合わせは要らぬ労力でしかありません。マクラーレンの本当の弱さは高すぎるプライドなのでしょう。
我々ファンは単純に面白いレースが観たい!これに尽きます。
三つ巴、波乱、チーム内のゴタゴタ。荒れれば荒れる程観客は湧くのです。
やってる側は気が気じゃないでしょうけど(*゚∀゚*)
WECもDTMも主要メーカーの撤退で来年どうなるやら。
本気でインディ行っちゃうかも?しかもシボレーに乗ってたりして。
どちらにせよアロンソから目が離せないおいけでありました。
おいけさん、コメントありがとうございます。
そうですね、ルノーに行ってもすぐに勝てるわけでもないですし、上位3強のドライバー入れ替えがなければ、選択肢がないというのが現状ですからね。
アロンソの苛立ちはパフォーマンス的なところもあると思いますが、もう時間がないという焦りもあるでしょうし、現役最強にふさわしい車に乗せてあげたいですね。
マクラーレンのあのヒステリックな対応は見ていてとても残念です。株主などへの言い訳の部分と俺たちは頑張っているというアピールの部分が混在しているのでしょうけど、第三者の目には負け犬の遠吠えのように写ってしまいます。
ハミルトンとロズベルグのやりあいもアレはアレでおもしろかったんですが、やっぱり複数のチームのドライバーにチャンピオンのチャンスがあるシーズンは盛り上がると思うので、マクラーレン・ホンダとアロンソにはぜひ上位にいてほしいですね。F1からアロンソがいなくなるのは寂しいですから。