オーディオルームの変化
まず工事をした直後の音についてですが、一言で言って非常に硬い音が出てきます。特に高音がキンキンとして、ビンビン耳に響く強い張りがあって、これまで取ってきたバランスが崩れてしまい心地よく聞くことができず困惑しました。
しかしこれに対して体が慣れるというのもありますが、日を追うにつれ徐々に解放されていくような感覚があり、メモを見ていると以下のような時間経過による変化があります。
- 工事直後:音が硬くて張る、バランスがバラバラ
- 50時間~:バランスが日々変わる
- 100時間頃:一度音が詰まるような感覚
- 150時間~:音が解放されて、徐々に音の張りが収まり鮮度の良さへと変化
- 250時間~:安定し始める。あぁ工事してよかったなって思える
- 1か月:音の日々の変動も感じなくなり安定
アース工事の効果
アース工事が効いているのでしょうが、背景の沈み込みというか、S/N比は劇的に向上していて、黒く沈み込んで、空間表現の広さや奥行き感がでるだけでなく、描き出される雰囲気が明るくカラッと晴れたような空気感が漂います。これは高耐食溶融メッキパイプと高性能樹脂系接地抵抗低減材 PEGELの音なのかもしれません。
音像はシャープで強く、音の芯というか、骨格が非常にカッチリとしていて、例えばピアノのタッチが鮮やかで強く張りのある音であったり、打楽器のビートが鋭く効いていたり、電源を変えただけなのにラックやインシュレータを硬い素材にしたようなガチンと体に響く頑強な音になりますね。
音の硬さやガッチリ感はチタンネジが影響しているような感じはしますので、ここは好みがわかれるかもしれませんが、それを差し引いても圧倒的なパフォーマンスの向上です。
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