シアタールームのネットワーク分離(2)～分離方法の検討～

ルータで分離するシンプルな構成を考えます。

(3)ルータで分離する①シンプルな構成

ルータで分離する場合、一番シンプルな形はインターネット接続用のルータに2つのLANを持たせる形だと思います。

通常家庭用として販売されているルータには、アドレスの異なる2つのLANをもたせることができないので、ギガビット対応でもし実現するとなればそれなりの出費になると想定されます。NetGenesis GigaLink1000 MR-GL1000などなら、複数のLANを構築することができそうですし、高機能な割に業務用のルータに比べると価格は安いので候補になるかもしれません。(私は使った経験はありませんが…。)

メリット

• 2つのネットワークに分離できる、余計なパケットを削減できる
• 比較的簡単な設定で2つのネットワーク間の通信は可能
• 配線も最小限の追加で済みそう
• 2つのネットワークのトラフィックの重複箇所が少なく機器全体の負荷が少ない

デメリット

• 一般的な家庭用ルータでは実現できない
• 実現可能なルータを購入するとそれなりに高額になる

一般家庭用ルータでは実現は難しいですが、対応した機器をすでに保有しているのであれば、お互いのLANで干渉しあうことがなく、経路も重複するのはインターネット接続用ルータのみなので、この方法が最も効率的だと思います。実現する障壁となるのはコストでしょうか。